最新号2025年4月28日号
放送IP化でガイドライン
日本ケーブルラボが発行
RF放送+IPテレビアプリなど
中小の投資判断に資する7つの選択肢
10G FTTHへの段階投資が鍵
━ 今週号(4月28日号)の注目記事はコチラ ━━━━━━━━━━━━━━
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地域創生とメディア(下) 知恵とアイデアが決め手 生成AIで“特別”演出 地域素材の動画やフィギュア 周辺ビジネス作り出せる可能性
疲弊する地方を活性化しようと地域創生2.0など国も動きだした。そこで欠かせないのが地方メディアなどの奮起だ。幸いSNSが大きな役割を果たすようになり、生成AIは従来できなかったコンテンツ制作を可能にしている。残る課題は、地元の良さにどう付加価値をつけ、エリア外にどう効果的に発信するかだ。そこでは大きなコストは不要で、知恵やアイデア次第で効果的に実現できるかもしれない。可能性のある方向性を考えてみる。(次世代メディア研究所 鈴木祐司)
(続きは本紙でレポート)
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アウトオブホーム ディスプレーの可能性(6) 空間演出の高度化と課題 サイネージが都市体験を設計 VRシミュレーションの必要性
近年、都市空間や商業施設でのデジタルサイネージの役割が大きく変わりつつある。情報を一方向に伝える「看板的存在」から、空間全体を活用した演出やブランディングの中核として設計されることが増えている。特に複数面のLEDビジョンを連動させ、動線に沿って映像が展開されるような「空間を包み込む演出」は、観光施設、駅や空港、大型商業施設などを中心に急速に広がっている。事例と併せてレポートする。
(続きは本紙でレポート)
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NABショーレポート コンテンツ制作を支える技術 多彩な機材とサービス展示 リアルタイムで字幕を生成 音源分離に特化したAIも登場
NAB(エヌエービー:全米放送事業者協会)主催の電子メディアの祭典「NABショー2025」(以下、NABショー)では、企画から配信に至るさまざまな段階で使用できるサービスが多数登場した。NABショーでは制作機材が出展される印象が強く、それらが現在も中核的アイテムであることは変わらない。これら機材に加えて、AI技術を活用した多様なサービスが現れ、コンテンツ制作の負担軽減、流通時の安全確保などへの貢献をうたっている。IP化により配信のみならず、制作時のコンテンツ移動や加工も負荷軽減される。たかだか20年前には、映像制作のすべてのステップでフィルムかテープが必要だったことを考えると、大きな転換がなされた。(杉沼浩司)
(続きは本紙でレポート)
※本紙とデジタル版は同一内容です。
2025年4月28日号 主な記事
●放送IP化でガイドライン RF放送+IPテレビアプリなど
/日本ケーブルラボが発行
●多賀城の多機能スタジオ「JEROスタ」 撮影、同録、配信に一貫対応
●STVがTED長崎提供の汎用的IP環境の統合管理システム運用開始
●アウトオブホーム ディスプレーの可能性(6) 空間演出の高度化と課題
/サイネージが都市体験を設計
●NABショーレポート
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CATV
● 放送IP化でガイドライン RF放送+IPテレビ
アプリなど
/日本ケーブルラボが発行
● オリジナル番組と連動 信州の酒造りを伝え
る/JDS
● 地場産業活性化の映画 制作・撮影に協力
/三河湾ネットワーク
● 高校野球 春季大会の準決勝・決勝を生中継
/神奈川県のCATV6社 -
プロダクション
● 多賀城の多機能スタジオ「JEROスタ」 撮
影、同録、配信に一貫対応 -
インターネット/通信
● 累計アプリDL数 8500万を突破/Tver
● 新宿駅ホームでミリ波 中継器で高速通信を
提供/KDDI、JR東日本が実証実験 -
プロ用機器・サービス
● クレデンシャル添付アプリ クリエイターと
作品を保護/アドビが無料公開
● ローカル5Gを活用した低コスト映像伝送サー
ビス 放送業界向けに提供開始
/ネクシオン、NEC
● 多点接点監視・制御ユニット STVがラジオ
中継局向けに/TED長崎
● CM考査システム受託開発 CM考査センターで
プレ運用/ユニゾンシステムズ
● 「LightWave 2025」を先行販売 アニメ用
ツールなど搭載/ディストーム
● Nuendo14をDL販売 ADRワークフローが進化
/ヤマハミュージックジャパン
● エンタメ業界の意思決定をデータとAIによっ
て変革
/ブレインパッドがソリューション提供
● アフロと素材供給で戦略的提携を締結
/Canva Japan
● TBSがGeminiを活用 メタデータを自動生成
/グーグルクラウド
● NABショーレポート
・コンテンツ制作を支える技術 多彩な機材と
サービス展示
・「IMPULSE」使ったスタジオサブ アルファ
ライト社製LEDも披露/朋栄が実演
・トランスコードシステムなど出展 インジェ
スターの処理能力が倍増/テレストリーム
・超小型カメラ伝送装置を公開 ドローンや自
動車から即時伝送/Vislink Technologies
・IPベースのライブ制作サポート KVM、ゲー
トウェイ製品など展示/マトロックスビデオ
・送出ソフト「Vipe」実演 クラウドネイティ
ブで効率化/BCNEXXT
・JPEG-XS対応のKVM延長機 1Gbpsで4K60pに対
応/IHSE
・Dante AV Ultra対応のエンコーダー/デコー
ダー/エーディテクノ -
ディスプレー/大型映像
● アウトオブホーム ディスプレーの可能性(6)
空間演出の高度化と課題 サイネージが都市
体験を設計
● 新たな常設展示の公開開始 量子コンピュー
ターと宇宙の研究開発最前線/科学未来館
● 万博開催に合わせ光のアート レーザーマッ
ピングで演出/大阪府「さきしまコスモタ
ワー」 -
統計・調査
● 25年3月 民生用電子機器の国内出荷金額 映
像機器は380億円/JEITA -
総合
● 民放連次期会長にテレ朝 早河会長
-
イベント一覧▷
● 国内クリエイター育成事業 支援プログラムの企画募集/文化庁、CG-ARTS
文化庁が主催、CG-ARTS(画像情報教育振興協会)が事務局を務める令和7年度メディア芸術クリエイター育成支援事業において、国内クリエイター「創作支援プログラム」と「発表支援プログラム」の企画募集を開始した。
「国内クリエイター創作支援プログラム」は、5年以上の活動歴を有する、または国内外で顕彰などの受賞歴があるおおむね40代までのクリエイターが対象。一方、「国内クリエイター発表支援プログラム」は、3年以上の活動歴を有するおおむね40代までのクリエイターを対象にしている。
両プログラムには、メディア芸術分野において作品に応じた適切な評価・アドバイスができる識者をアドバイザーとして設置。企画内容に応じたアドバイスを通して、採択されたクリエイターを次のステップへと育成・支援する。
両プログラムの成果発表イベントは2026年2-3月に開催する予定。
◆募集プログラム
【国内クリエイター創作支援プログラム】▽支援内容=レベルアップサポート、発信サポート、クリエイターとの交流、制作サポート▽支援上限額=500万円▽採択件数=14-20件程度
【国内クリエイター発表支援プログラム】▽支援内容=レベルアップサポート、広報協力、クリエイターとの交流、発表サポート▽支援上限額=100万円▽採択件数=20-30件程度
【応募期間】5月29日/18時まで(応募書類など必着)
【募集要項・詳細】https://creators.j-mediaarts.bunka.go.jp/2025-entry
● IPやクラウド制作環境の最新ソリューション披露/朋栄が6月19、20日に内覧会
朋栄は、6月19、20日の2日間、東京・恵比寿の同社本社で「FOR-A CONNECT 2025内覧会」を開く。
同内覧会では、Media over IP環境やクラウド制作環境の最新機器/ソリューションを披露するほか、スペインAlfalite社製のLEDパネル環境を使用したXRソリューションを展示。また同日程で、朋栄グループのビジュアル・グラフィックスも内覧会を開催する予定。
【主な出展予定製品(一部)】▽機能統合型ライブ制作ソリューション「FOR-A IMPULSE」▽12G/3G/HDビデオスイッチャー「HVS-Q12」(新製品)▽NMOS RDSソフトウエア「SOM-200RDS」▽RDSフィルタリングAPI管理ソフトウエア「SOM-20RDS MGR」(新製品)▽クラウドコンソール「ceacaa」▽IP入出力対応マルチチャンネルビデオサーバー「MBP-1100VS-IP」▽IP対応マルチチャンネルプロセッサー「FA-1616」
● 女性経営者・管理職が次世代CATVで討論/CRIオンラインセミナー
ケーブルテレビ情報センター(CRI)は、第54回オンラインセミナー(Zoom使用)として、『ダイバーシティ座談会 女性経営者・管理職が拓く次世代ケーブルテレビの姿とは』を5月14日に開く。講師は、伊万里ケーブルテレビジョン代表取締役/大鋸あゆり氏、秋田ケーブルテレビ常務取締役/飯塚雅子氏、ハートネットワーク取締役/渡邊由佳氏の3氏。
社会環境の変化に伴い、育児休暇や時短勤務など、子供や要介護者を抱えるスタッフの働き方は改善されつつあるが、女性に限らず伸び伸びと活躍できる職場環境は十分とはいえない。組織の制度としても、各人の意識としても、改善すべき点はままだまだ多いという。
今回のセミナーでは、自社の経営に加え、CATV業界の各種活動に携わる3人の女性経営者が登壇。各自が感じている課題や日々の取り組み、そして次世代のCATV業界のあり方について議論する。
【日時】5月14日/13時30分-15時30分
【参加費】CRI会員4000円、非会員8000円
【申し込み・詳細】https://cri-info.jp/20250422_8305
● 若手映画作家を育成 ワークショップや実地研修/VIPOが参加監督募集
映像産業振興機構(VIPO)は、文化庁委託事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2025」(正式名称:令和7年度 短編映画製作等を通じた若手映画作家人材育成)の2025年度の参加監督を募集する。
同プロジェクトは、若手映画作家を対象として、ワークショップや製作実地研修を通し、作家性を磨くために必要な知識や本格的な映像製作技術を継承することに加え、上映活動などの作品発表の場を設けることで、今後の活動の助力となるよう支援する事業。
ndjcでは、映画・映像関連団体より推薦を受けた応募者から一次選考にてワークショップ参加者を選出。ワークショップの参加人数は10-15人程度とし、その中から提出物やワークショップでの成果を勘案し、製作実地研修(短編映画製作)に進む監督4人程度を決定。選出された監督は、プロの映画スタッフによる指導のもとで短編映画を制作する。
応募要件は、35歳未満(25年3月31日時点)で、過去に商業長編映画の経験がある者(今後その予定がある者は除く)など。
応募締切日は、応募意思の連絡が5月22日(17時)まで、応募書類の提出が同月26日(12時)まで。ただし、いずれも推薦団体を通じての連絡・提出となる(監督本人からの応募はできない)。
なお、募集説明会をオンライン(Zoom)で5月13日/18時から実施する。
【詳細】https://ndjc.bunka.go.jp/wanted-2025/ -
連載・寄稿
地域創生とメディア(下) 知恵とアイデアが決め手 生成AIで“特別”演出
NAB(エヌエービー=全米放送事業者協会)新代表のカーティス・レジェット氏よりビデオメッセージ

お知らせ
映像新聞からのお知らせ
- 2025年3月24日 ●お知らせ 「放送100年」特集面を公開しました
- 2025年3月24日 ●発行日のお知らせ 映像新聞は月4回発行のため、3月は3日、10日、17日、24日が発行日となり、31日の発行はありません。次号は4月7日号になります。
- 2025年3月10日 ●お詫び 映像新聞デジタル版の配信において、システム上の不具合により、デジタル版が登録者の一部で閲覧できない事態が発生しました。正午時点で復旧いたしましたので、引き続きご利用お願いいたします。
- 2024年12月23日 ◆訂正◆ 12月23日号1,3面の見出しおよび記事において「IWON」となっていますが「IOWN」の誤りです。訂正しお詫びいたします▼12月23日号デジタル版を修正いたしました。
- 2024年12月23日 ●映像新聞12月発行日のご案内 映像新聞は月4回発行のため、月曜日が5回ある月については、発行のない週があります。12月は、2日、9日、16日、23日の発行日となります。30日の発行はございません。
- 2024年12月23日 ●冬季休業のお知らせ 誠に勝手ながら、映像新聞社は12月28日(土)~2025年1月5日(日)を冬季休業といたします。この間にいただいたお問い合わせ、ご注文につきましては、1月6日以降の対応となります。何卒ご了承くださいませ。
- 2024年12月1日 ●お知らせ ◆訂正◆ 11月25日号3面のTVerの記事の見出しが「累計アプリDL数4000万突破」となっていますが「累計アプリDL数8000万突破」の誤りです。訂正しお詫びいたします▼11月25日号デジタル版を修正いたしました。
- 2024年11月12日 ●お知らせ・映像新聞Inter BEE特集掲載号を、11月13-15日Inter BEE 2024幕張メッセメインロビー(入場口エリア)および、ホール4 映像新聞ブース#4509で無料配布いたします。
- 2024年11月12日 ●お知らせ・Inter BEE 2024特集掲載号の無料ダウンロード版を公開しました。
- 2024年11月12日 ●お知らせ・1ヵ月(4号分)お試し購読、および、年間購読に+2カ月サービス各キャンペーン実施中!
定期購読についてはこちら毎月4回(月曜)発行
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